2009年06月20日

シクロヘキサン環にはいす型とふね型の2つの

シクロヘキサン環にはいす型とふね型の2つの立体配座が存在する。 いす型配座においてはすべてのC-C結合がねじれ型配座を持つのに対し、ふね型配座においては2本のC-C結合が重なり配座を持つ。 そのためいす型配座の方が安定である。

置換基を持つシクロヘキサンにおいてはいす型配座の立体配座の中でも立体的に大きな置換基がエカトリアル位を占める立体配座が特に安定となる。 これはアキシアル位に大きな置換基があると他のアキシアル位の置換基と立体的な反発を生じるためである。

孤立電子対を持つ原子の立体反転 [編集]
3つの異なる置換基を持つアミンの窒素原子はsp3混成をしているため、孤立電子対を含めればピラミッド型の構造をとっており不斉中心となる。しかし、これによって生じる1対の光学異性体やジアステレオマーを単離することは通常はできない。これは窒素原子が速やかに立体反転をしており、これらの光学異性体やジアステレオマーが相互変換しているためである。このことを逆手に取れば、平面構造の遷移状態を取ることが不可能な置換基を持つアミンでは、光学異性体やジアステレオマーを単離することが可能である。
バンジージャンプ
地球温暖化
体外離脱
白血病
花見
VDT症候群
元素周期表
油彩画
民話
翻訳
賃貸借
水上スキー
漢方薬
スキー
心療内科
妖怪
血液学
近畿地方
ウエストナイル熱
中国地方

非対称なスルホキシドの硫黄原子も同じような構造をしているが、室温付近では立体反転の速度が非常に遅いため、光学異性体やジアステレオマーを単離することが可能である。しかし高温にするとやはりアミンと同じように相互変換が起こるようになる。

高分子の立体配座 [編集]

タンパク質 [編集]
タンパク質の構造は以下の四段階に分けて考える事が多い。

一次構造:アミノ酸配列
二次構造:αヘリックス、βシート、ターン
三次構造:タンパク質の折りたたみ(フォールディング)
四次構造:複数のタンパク質の結合(サブユニット間相互作用)
例外的な単位としては以下のものがある。

超二次構造:ロスマン構造、αα'ターンなど
モジュール:超二次構造とほぼ同義、20~30アミノ残基を一つの単位とした構造
ドメイン:100~150アミノ残基を単位とした構造、真核生物のエキソンがドメインに該当すると言う説がある(ドメインシャフリング説)。
また、特に三次構造以上の構造を『タンパク質高次構造』と呼ぶ。四次構造に至るまでのコンフォメーションは全てアミノ酸配列によって厳密に決定されている。

この中でも、コンフォメーションの意味合いに使用されるのがタンパク質三次構造であり、これらは以下の力によって保持されていると言われている。

疎水性相互作用:疎水基同士の凝集
静電的相互作用:イオン対の結合、塩橋(えんきょう:金属イオン媒介型)もここに入る
水素結合:電気陰性度の大きい原子と水素の結合、二次構造にも寄与している
ファンデアワールス力:原子間に普遍的に働く力、非結合性
ジスルフィド結合(S-S結合):システイン残基が硫黄によって架橋される結合
これらの作用が最もエネルギー的に安定する状態がタンパク質立体構造であり、タンパク質によっては(好熱菌タンパクや細胞外タンパク質など)これらの結合は極めて強固である。これらの相互作用は四次構造にも寄与する。

2009年06月02日

普仏戦争

普仏戦争(ふふつせんそう, 仏:Guerre franco-allemande de 1870, 独:Deutsch-Französischer Krieg, 1870年7月19日 - 1871年5月10日)は、第二帝政期のフランスとプロイセン王国(後のドイツ帝国)の間で行われた戦争である。ドイツ諸邦もプロイセン側に立って参戦したため独仏戦争とも呼ぶ。

この戦争の結果、プロイセンはドイツ帝国の盟主としてドイツ全土を支配することとなり、フランスにおいては第二帝政の崩壊と第三共和政の成立、アルザス・ロレーヌ地方のドイツへの割譲という結果が生じた。戦争後、ベルリンに一連のドイツ統一戦争の勝利を記念して戦勝記念塔が建てられた。
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プロイセンとオーストリアがドイツの主導権をかけて行った普墺戦争はプロイセンの勝利に終わった。戦争の結果、プロイセンはドイツ諸邦を連合する北ドイツ連邦を主導し、また自国の領土を拡張して北ドイツやライン川流域に勢力を伸ばした。これはライン川流域に近いフランスにとって直接の脅威となった。一方プロイセンにとっても、皇帝ナポレオン3世のもとでのフランスの強大化は脅威であった。

1868年に空位となったスペインの王位継承を争ってフランスとプロイセンとに齟齬が生じた。フランスとの開戦準備を進めていたプロイセンの首相ビスマルクは、この事件をめぐるプロイセン王ヴィルヘルム1世の電報を、フランスがプロイセンを侮辱したように改竄し、7月14日に各国報道機関へ向けて発表した。ヴィルヘルム1世が温泉保養地バート・エムスに滞在中であったことから、これをエムス電報事件という。

エムス電報事件に刺激されたフランス世論に促され、ナポレオン3世は7月15日に動員令を発令。翌日にはプロイセンも動員令を発した。動員令から4日後の1870年7月19日、エムス電報事件から1週間もたたない電撃的な速さで、フランスはプロイセンに宣戦布告した。

2009年04月30日

弁韓 (べんかん)

弁韓 (べんかん)は、紀元前2世紀末から4世紀にかけて朝鮮半島南部に存在した三韓の一つ。弁辰とも言う。馬韓の東、辰韓の南、日本海に接し、後の任那と重なる場所にあった地域である。その境は、辰韓と接しており、入り組んでいた。

弁韓国は12国に分かれており、鉄の一大産地であり、倭や楽浪郡などもこの地で鉄を求めていた様である。風俗や言語は辰韓に似通っているが、若干異なっていた様である。

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弁韓12カ国
弥離弥凍国(미리미동국)
古資弥凍国(고자미동국)
古淳是国(고순시국)
半路国(반로국)(「半跛国」の誤写と考えられている)
楽奴国(악노국)
軍弥国(군미국)
弥烏邪馬国(미오야마국)(「弥烏馬邪」の誤写とする説もある)
甘路国(감로국)
狗邪国(구야국)(のちの駕洛国=金官伽耶)
走漕馬国(주조마국)(のちの卒麻国)
安邪国(안야국)(のちの安羅国)
涜盧国(독로국)(のちの東莱郡。倭に接すという)

2009年04月15日

マリー・テレーズ・ド・サルデーニュ

マリー・テレーズ・ド・サルデーニュ(Marie Thérèse de Sardaigne, 1756年1月31日 - 1805年6月2日)は、アルトワ伯シャルル・フィリップ(のちのフランス王シャルル10世)の妃。夫の即位前に他界したため、王妃にはならなかった。イタリア語名マリーア・テレーザ・ディ・サヴォイア(Maria Teresa di Savoia)。

サルデーニャ王ヴィットーリオ・アメデーオ3世と王妃マリーア・アントニエッタ(スペイン王カルロス3世とエリザベッタ・ファルネーゼの娘)の三女として、トリノで生まれた。

姉マリー・ジョゼフィーヌ(マリーア・ジュゼッピーナ)は1771年にルイ16世の弟プロヴァンス伯ルイ・スタニスラス(のちのルイ18世)と結婚していたが、マリー・テレーズも1773年11月にプロヴァンス伯の弟アルトワ伯と結婚した。

マリー・テレーズではなくコンデ公の娘との結婚を望んだという夫との結婚生活は不幸だった。彼女は、義理の姉マリー・アントワネットとの付き合いを避けたにもかかわらず、当時の宮廷で民衆から最も嫌われた王族の一人だった。

1789年、フランス革命勃発後にフランスを家族で脱出した。1805年、亡命先のグラーツで死去し、アルトワ伯爵夫人として、グラーツ大聖堂に葬られた。

子女 [編集]
ルイ・アントワーヌ(1775年 - 1844年) アングレーム公、王太子
ソフィー(1776年 - 1783年)
シャルル・フェルディナン(1778年 - 1820年) ベリー公
マリー・テレーズ(1783年、夭折)

トウワ マリンシャ パスネ マイル 琴の波 日本検索 ジュピター ライム ティーカ トラック パワステ カラー ミューズ レイオフ テレホ レイヤ チャイナ ダリー バッケン セル ハイスク チャリス おおみ ウバイド ドレープ ぎおんうお かぼちゃ レコアダー フィール もちは チキン ブーバル つれあい マスカレ りざや ルマガ 伊予緋 すぺあみ スケルト 十二単 ストライプ ヒラタケ 仮面 エゴイス ゼノタイ クロスセル ドアマン パンダ アケミス サラサ


2009年03月31日

東富士欽壹

東富士 欽壹(あずまふじ きんいち、本名:井上 謹一(いのうえ きんいち)、1921年10月28日 - 1973年7月31日)は、大相撲の第40代横綱。東京市下谷区(現在の東京都台東区)出身、富士ヶ根部屋(後に高砂部屋に移籍)所属。身長180cm、体重は最高で178kg。得意手は左四つ、寄り、上手出し投げ。

来歴 [編集]
「怒涛の寄り」と形容された速攻相撲の実力者だったが、全勝も連続優勝もなく、師匠の高砂親方(横綱・前田山)との不和などもあり、一時代を築くにはいたらなかった。しかし、初優勝以来6年間毎年1回は優勝を果たしており羽黒山らとともに、栃・若時代までの相撲界を支えた功績は大きい。速攻に加え、ヒジを押っつけ全体重を乗せるようにして打つ上手出し投げは東富士ならではの強烈なものであった。横綱土俵入りは巨体だけに迫力と貫禄に満ち、「鼻息が桟敷まで聞こえる」とも言われた。

子供時代からの巨躯、怪力。大人に交じり家業の鉄工所を手伝うなどで “下谷に怪童あり”と評判になる。
最初富士ヶ根部屋に入門し、1936年(昭和11年)1月場所初土俵。前相撲を通過して番付に載るまで2年を要したが、幕下にあがる頃から双葉山に目をかけられ「キン坊こい」と呼ばれては鍛えられた。1943年(昭和18年)5月場所に新入幕、たちまち上位にあがり、新関脇の1944年(昭和19年)11月場所、東西の編成替えで初めて双葉山と敵方となり、6日目その双葉山を初顔合わせで上手投げに破って恩を返した。これは結果的に双葉山の土俵に上がっての最後の敗戦にもなった。若い頃目をつけ稽古相手になってくれた双葉山には日ごろから感謝しており恩に報いるべく双葉山の弟子には積極的に稽古をつけていた。1944年1月場所7日目には双葉山の土俵入りで露払い(太刀持ちは前田山)を務めた。
フラッド キャロ メッカ 輝きの季節 テアーゼ 上位シーン 枕千鳥 フェラテ マドラス ロマン カーボン ランク ソーホー タンプ パーティー タック ルトップ ハバナ スプレッ エンド オキサ スフマート らくだいろ ブタン カゲル キタス スタジャン ランチ シーネ ネッキ アビリテ オルガス ばなな みなせ クローバー キジムシ ガマ対策 モンテ ローコード コック ツァボラ メーター ごぼう ピギー ランナー エルシー こもづの チャド かてい ブルジュド

戦後最初の場所となった1945年(昭和20年)11月場所で大関に昇進、1948年(昭和23年)5月場所で初優勝し、翌10月場所は関脇増位山との優勝決定戦に敗れたものの場所後に横綱に推挙された。

最初の東京出身横綱で「江戸っ子横綱」と呼ばれた。気風の良い人柄で知られ、それにまつわるエピソードは数多い。当時二所ノ関と高砂で合同の巡業を打つことが多く、初代若乃花に目をかけて可愛がった。若乃花によれば、巡業中に自分を倒したら一番ごとに1万円やると発破をかけられていたという。当時の1万円は大変な高額で、それを自分の身銭から出す懐の大きさに打たれ、若乃花は自身が横綱になってからも東富士の態度を手本にした。逆に、物事に拘泥しない淡白な性格は、勝負師向きでなかったかもしれない。また横綱昇進のころ灰田勝彦、別所毅彦と3人で義兄弟の契りを結ぶ、という交友もあった。

1951年(昭和26年)9月場所で優勝を果たした際に、力道山のオープンカーを借りて優勝パレードを個人的に行った(これが、大相撲における優勝パレードの始まりで1952年(昭和27年)11月場所以降は日本相撲協会の公式行事として行われている)。この場所は途中急性肺炎による高熱に悩まされ11日目から3日間土俵入りを休み、12日目の吉葉山との一番で水入りを挟む2度の物言いの末に勝負預りとなる死闘を演じた末の優勝だった。

1954年(昭和29年)9月場所、大関の栃錦が連続優勝で横綱昇進を問われることになったが、当時すでに東富士、千代の山、鏡里、吉葉山の4横綱がおり、前例のない5横綱時代が実現してしまう。このために栃錦の昇進は見送られかけたが、その気配を察した東富士は自ら引退を申し出たと言う。 栃錦もこれを察し「どうか引退しないでください」と東富士に伝えた。東富士も最初のうちは考えたようだが、「栃錦からの申し出で、逆に気持ちが吹っ切れた」と、後年語っている。

戦中~戦後の一時期、出羽海部屋に身を寄せ、巡業や稽古をともにした。移籍の話も持ち上がり、当人も出羽海側もそのつもりだったが、高砂一門の総帥である前田山が認めず、なかば脱走するように出羽海部屋を去らなくてはならなかった。その背景を知らない出羽海系の力士たちとの間に遺恨を残すことにもなり、これも本場所で実力を発揮しきれなかった一因と考えられている。大関昇進後の1946年(昭和21年)の巡業で右足に重傷を負い、その後遺症が成績不安定の原因ともいわれている。

彼が入門した富士ヶ根部屋では四股名に富士(または冨士)がつく場合上につけるのが伝統であり本来は冨士東になるはずだが見ての通り逆の四股名になっている。これは親方の期待の大きさを表すものとされた。現在でもこの伝統は、当時の富士ヶ根部屋を吸収した高砂部屋に継承されている。

引退後は高砂一門内の派閥争いを嫌って相撲界を去った。襲名した年寄・錦戸は立浪部屋出身の双見山の所有者名義であったが、それを知らずに襲名してしまったため、当時の立浪親方(横綱・羽黒山)からクレームがつき、一門間での争いにも巻き込まれたという。その人柄を惜しんだ双葉山の時津風親方が相撲界に残れるよう便宜を図ろうとしたが、現在よりさらに一門同士のへだたりの大きかった時代であり、双葉山の令名をもってしてもこれも叶わなかった。引退相撲も行われなかった。

相撲界を去り、まだ断髪もしないまま力道山に誘われてプロレスに転向した。力道山の伝手でハワイでレスラー修業を積み、デビュー早々に力道山と組んでハワイ・タッグ選手権を獲得した。1955年(昭和30年)10月には各団体の主力が参加した「ウェート別日本選手権」のヘビー級部門で山口利夫を破って優勝、日本ヘビー級王者力道山への挑戦権を獲得するが、力道山VS東富士の選手権試合は実現しなかった。この後実力的に伸び悩み、結局力道山の脇役に終わった。プロレス引退後は、フジテレビ、TBSテレビなどの相撲解説者を経て、消費者金融「ファイナンス・フジ」を営んでいたが、結腸癌のため51歳で逝去した。

通算成績 [編集]
幕内在位:31場所(関脇2場所、大関6場所)
幕内通算成績:261勝104敗1分1預54休 勝率.715
横綱在位:20場所
横綱通算成績:172勝74敗1分1預50休 勝率.699
幕内最高優勝:6回
優勝同点:3回(上位優勝の時代に1回、優勝決定戦での敗北2回)
優勝次点:2回
各段優勝:十両1回(1943年1月場所)、幕下1回(1941年5月場所)

2009年03月16日

那智一山の組織は平安時代末期に形成

那智一山の組織は平安時代末期に形成したと考えられるが当時の史料はない。後世の『続風土記』によれば、禰宜や神主が存在せず全員が社僧という修験者達の霊場であった。熊野三山の一つとして、三山を管理する三山僧綱の下に那智一山管理組織が設けられた。この中では社僧が東座と西座に分れ、それぞれ東の長官、西の長官がおり、一山を管理して執行と呼ばれた。また両座の下には隠居した執行10人で形成する宿老をはじめ、12人の講誦、75人の衆徒、66人の滝衆、85人の行人、12人の如法道場役人と7人の穀屋などがいて組織を構成した。

東座執行を受け持ったのは潮崎尊勝院で、山内でも最重要とされる飛滝権現(大国主)を祀り、滝衆や行人を統轄した。また、西座の執行は西仙滝院が担当した後、近世には米良実方院に替わった。穀屋には熊野詣の案内役をする熊野先達や比丘尼が奉納物を納め、後に御師や先達に属さない者を泊める宿坊も兼ねた。尊勝院と実方院、およびその坊・院は全国各地の旦那(檀家)場からの参詣者を泊める宿坊を営んでいた。これら社僧以外に、山内の堂塔や社殿の修理のために勧進を行う本願所として、妙法山阿弥陀寺や浜ノ宮の補陀洛山寺をはじめ御前庵主、大禅院、滝庵主、那智阿弥、理性院があり、那智の七本願と称された。なお、穀屋はこの七本願を指すという見方もある。

行事 [編集]
オーチャド ライカ フリー カクタス とかく の波 くつわむし ウォーム 聖護院かぶ デッドラ ジッダ プチ フェイク カプジ ビドム ニウム ぽぽー タンメン チエンマ かなぎ オファー アパシー スコープ ネバー ウーマンレディー イースター トーキー シュリ なっぷる 愛燦燦 マース マズルカ オシレ ラミンゴ バンス チーズバ スナイ サラセニ グリーン 夜長鳥 アバウト プレース バイアス デカダンス フラクタル シーケ イヌビユ パートナ 新秋柿 ノッキング

例大祭 [編集]
例大祭は扇会式例祭または扇祭と呼ばれ、7月14日の本社大前の儀式、渡御道中の火祭、滝本の行事からなる。かつては旧暦の6月14日・18日に行われた。 『紀伊続風土記』の記述によると、6月朔日に全ての社僧が滝本に集まり、さらに十二所権現で神役を務め、14日に12本の大扇を十二神に表し、未の刻に神扇などが滝本宮を巡って田楽を行なう。そして酉の刻に伏拝した後、神扇を立て列ねて献灯し、社僧は十二所権現に集まり、神扇が十二所権現に着くと社僧は大きな松明を持って迎え、田植の儀式や田楽が続く。18日も14日と同様の式があるとされる。

現在では、まず7月9日に社殿を清め、那智大滝の注連縄を張り替える。続いて11日に扇を張り、扇神輿12基を組み立てる。13日は宵宮祭があり、礼殿で田楽舞や大和舞が奉納される。翌14日日の例大祭は礼殿で行なわれる。午前中は大和舞、田楽舞、田植舞が奉納され、午後からは扇神輿が大社から旧参道を経て滝本の飛滝神社へ運ばれる。途中の「伏し拝み」という場所で扇神輿を残して全員が滝本に下がり、これは「扇立て」と呼ばれる。滝本では宮司ら神職が祭壇前に座り、烏帽子をかぶった二臈神職が点灯した2本の松明を持って「伏し拝み」まで使が走る。一の使、二の使、三の使と繰り返した後に扇神輿が滝本に向かうと、出迎えは12本の大松明に火を付けて石段を登る。同時に神職が光ヶ峯遥拝所に行って松明を供え、神饌を献納する。参道の石段では、扇神輿の清めとして大松明と扇神輿との双方200名がもみ合い、乱闘を行なう。滝下に神輿が着いてからは儀式を行ない、舞を奉納して火祭が終わる。その後は本社に登り、還御祭を経て終了する。

この扇祭は那智の火祭として県の無形民俗文化財に指定されており、特に田楽は那智の田楽として国の重要無形民俗文化財になっている。また、田楽資料も県の有形民俗文化財である。

牛王符にまつわる行事
この他の神事としては熊野牛王符(牛王宝印、烏牛王)の刷り初めにまつわるものが正月に行われる。1月1日には午前3時に那智の滝の奥の「秘所の水」を若水として汲み、1月2日にその水で烏牛王神璽摺初め式を行う。1月8日には滝つぼの前の飛滝神社での烏牛王神璽祭がある。滝の前に設定した祭壇に刷り上った牛王符を積み上げ、神職が柳の枝で打板といわれる樫の板を激しく打ち、邪気をはらう。牛王符は社務所で配布される

2009年03月01日

航空砲撃部隊エアアサルトマイクロン

エアディフェンスマイクロンの色替えで、3体合体でダークセイバーになる。玩具ではランページとのセット販売もあった。

マッド / Jetstorm
アニメ未登場マイクロン。コンコルドに変形。
ジャック / Runway
アニメ未登場マイクロン。ソニック・クルーザーに変形。
シェード / Sonar
アニメ未登場マイクロン。スペースシャトルに変形。
ダークセイバー / Dark Saber
スカージが持っていた暗黒の剣、攻撃を受け消滅した(マイクロンに分離する描写はなく、単なるスカージの武器として登場)。

保安警備部隊エマージェンシーマイクロン / Emergency Mini-Con Team
3体共々に救助車両に変形する。

プロール / Prowl
アニメ未登場のマイクロン。パトカーと銃に変形。
ドラフト / Firebot
火星の衛星にて発見されたマイクロン。ショックウェーブに狙われるが、スタースクリームの呼びかけにより撃退している。消防車とミサイルポッドに変形。
ツイスト / Makeshift
アニメ未登場のマイクロン。ティルトローター機と銃に変形。

第三勢力
秘密偵察長ダブルフェイス / Sideways
声 - 櫻井孝宏/英 - ポール・ドブソン
最初は流れ者としてサイバトロンに味方したが、デストロンに寝返り脱退。しかし、その後も陰でサイバトロンのピンチを救うなど、謎の多い人物。バイクに変形。
身体の組成が通常のトランスフォーマーとは異なるようで、スノーノイズのように変化することが可能。その状態では不定形に近く、スターセイバーで両断されようと死ぬことがなく、コンボイたちの砲撃もすりぬけてしまう。また、コンピュータに入り込みインターネット回線を通してのクラッキングや機械そのものを操ることはおろか、サイバトロン基地のディスプレイから直接出現しようとしたり、空間に立体映像のように自身を映し出すような芸当も見せた。
中盤でデストロンからも離脱、ユニクロンの代弁者を名乗り、スカージを使ってホットロッドたちの抹殺を図ったり、スラストを唆して三種の神器を手に入れるなど、ユニクロンの復活と邪魔者の排除に動き続けた。
最終局面ではユニクロンの中心核でメガトロンおよびコンボイと対峙し、ユニクロンの意志を介してこれまでの戦争の真実を語って両者に揺さぶりを掛けて動きを封じ、マイクロン達をも再び支配下に置くが、最後はコンボイによってミラーもろとも葬り去られた。
搭乗者型マイクロン・ミラーから分離したブライト / Rookとシャドウ / Crosswiseが頭部に合体することで姿が変わる。実は彼こそがユニクロンの中枢であり、ユニクロン自身の意思であった。ただし、終盤を除けばユニクロンとは別人で彼の手下であるような描写(ユニクロンへ報告や失態の弁解を行う場面などがある)があった事から、元々バイクに変形するトランスフォーマーがエボリューションを通じて、いつの間にかミラーに意識を乗っ取られてしまった可能性もある。
シャドウやブライトと合体していない状態での頭部は、15、16話に登場したものと25話に登場したものはデザインが異なっており、玩具の頭部は前者。
ミラー / (海外名称無)
声 - 櫻井孝宏
ダブルフェイスの本体、即ちユニクロン自身。バイクに変形したダブルフェイスに搭乗する。初登場した際には偽装スーツを着用していた。頭部に合体することでダブルフェイスの姿が変わる。
玩具では2体のマイクロンブライト / Rookとシャドウ / Crosswiseに分離しそれぞれがサイバトロンヘッド、デストロンヘッドになる。
星帝ユニクロン / Unicron
声 - 長克巳/英 - マーク・アチェソン
超巨大惑星型トランスフォーマー。セイバートロン星の月に擬態し、サイバトロンとデストロンの戦いの監視と増長を続けていた。他のトランスフォーマーシリーズに登場したユニクロンと同一の存在という設定。
全トランスフォーマーの憎悪と闘争心を活力源とし、さらに争いを激化させるべく画策、その一環として自らの細胞から生み出したのがトランスフォーマーたちとエヴォリューションすることで更なる力を引き出させるマイクロンたちである。また、マイクロンを介してTF達の意識を乗っ取ることも可能なようだが、地球の子供たちの介入によってマイクロン達に自我が生まれ、彼の作戦は傾き始める。
主な武器は足から放つプラネットストライクと呼ばれるミサイル、そして胸から撃つ波動砲カオスブリンガー。無数の衛星型ガードマイクロンバグ / Dead-Endで体内の警備をしている。並みの攻撃は全く受け付けない頑強な装甲を持つ。首の装甲は周囲に比べて薄く、また内部からの攻撃には比較的弱いが、高い再生能力を持っており、たとえダメージを受けてもすぐに回復するため、あまり問題ではない。今回は惑星時の状態での捕食シーンは無く、カオスブリンガーで破壊したセイバートロン星の破片をカオスブリンガーの砲塔で吸収するシーンが描かれた。
最後は体内に突入したコンボイとメガトロンの手で、自らの頭脳細胞であり分身であったダブルフェイスを倒され沈黙するが、完全に滅ぶことは無くメガトロンを取り込んで何処かへと姿を消し、その禍根は『スーパーリンク』まで続くこととなる。
肩書きの星帝の銘はミクロマンの「星間帝王デスキング」から取られ、カオスブリンガーの名称も裏設定で語られたユニクロンの別名に由来すると思われる。
大量破壊兵スカージ(ブラックコンボイ) / Nemesis Prime
声 - 大川透/英 - ポール・ドブソン
謎の惑星に漂着したホットロッド一行の前に表れた謎のTF。その姿はまさに黒いコンボイである。知性が感じられない凶暴な野獣のような戦士であり、四足歩行で走る。コンボイと同じ能力の他に再生能力と暗黒の剣・ダークセイバー / Dark Saberを持つ。
その戦闘力は高く、ホットロッドやラチェット、また同時に降り立ったメガトロン達を瀕死に追いやった。マイクロンの一撃で一度は退けられるものの、直後巨大化して現れ再び襲い掛かるが、マグナコンボイとメガトロンの連携攻撃にて倒される。消滅直前にダブルフェイスがスカージの黒幕であったことが発覚するが、どのように生み出されたかなどは謎である。
玩具は、STDコンボイの色替え。日本ではテレビマガジン誌上の通販限定商品だった。
なお、「スカージ」の名称は玩具発売に際して付けられたものであり、劇中では「ブラックコンボイ」の名で引用される場面があった。
バグ / Dead-End
ユニクロン体内、及び体表を警備するマイクロンで無数に存在する。小型の衛星に変形。
下級TFならば一撃で葬ることのできる攻撃力を持つが、マイクロンである為か防御力は低め。
玩具はユニクロンに付属。上級兵にバグジェネラルがいるようだがアニメ未登場。

地球人
ラッド / Bradley "Rad" White
声 - 中井将貴、幼少時代 - 戸田亜紀子/英 - カービー・モロウ
アウトドア好きな少年。偶然トランスフォーマーと出会いサイバトロンに協力するようになる。冷静で控えめな性格。アレクサに対しては友達以上の感情があるらしく、カルロス達がスラストに言い包められたスタースクリームを罵倒した時は、彼を信じたいアレクサを唯一心配していた。彼ら地球の子供達の存在が物語終盤の鍵を握ることに…。パートナーマイクロンはウィリー。
本名は「ブラッド」だが、一話で本人が語るのみで、劇中で常に愛称の「ラッド」で通っている。
カルロス / Carlos Lopez
声 - 前田ゆきえ/英 - マット・ヒル
ラッドの親友の一人。お調子者で、少々トラブルを巻き起こしてしまう事も。「スッゲー!」「ひらめいた!」が口癖。パートナーマイクロンはバンク。
アレクサ / Alexis
声 - 富坂晶/英 - タバサ・セント・ジェルマン
ラッドの親友の一人。勝ち気な少女で、中盤までは何かと他の人物を馬鹿にしたような態度をとる気難しい性格だった。大統領になるのが夢で勉強に励んでいた。デストロンから脱隊したスタースクリームと、最初に友情を結んだ。2話においてコンボイの事を(彼の事を何も知らなかったとはいえ)「こいつもワルそうな面構えね」と言ったのはあまりにも有名。パートナーマイクロンはアーシー。
ビリー / Billy
声 - 新垣樽助/英 - アンドリュー・フランシス
ラッドの知人の一人。デストロンに拉致されたことをきっかけに、サイバトロンと出会う。強がりな性格。アニメファンであるのか、宇宙に出る際アニメの録画を忘れたらしい。パートナーマイクロンはいない。
ジム / Fred
声 - 小伏伸之/英 - トニー・サンプソン
ラッドの知人の一人。ビリーの友達で、子分的存在。食いしん坊であり、よくオヤツを片手に持っている。卑怯なことを嫌い、時折見せる発言や勇気ある行動は周りを驚かせる。パートナーマイクロンはいないが、劇中ではジークやバレルと仲良くなっている。また、終盤で両軍が和解したあとはメガトロンとも友達になろうと努力したらしく、唯一「メガトロンさん」と呼んでいた。
ケリー
声 - 新千恵子/英 - ニコル・オリバー
ラッドのパパ
声 - 楠大典
ラッドのママ
声 - 重松朋/英 - エレン・ケネディ
ショーン
声 - 乾政子/英 - ダニー・マッキノン
若い女
声 - 谷口理佳/英 - キアラ・ザンニ
カメラマン
声 - 川村拓央
少女
声 - 高木礼子/英 - ケリー・シェリダ
ハンド パーム ドシア バンス ソルト オース サイバ レスト ソナー プラハ デイする 未来の喜び 足跡 せきりん シーツ 金乃竹 ブルーロー ダンエス サイエン パネル 風の華 ファイア レーション フレット リファレンス マルチーズ キールサエ ヤグルマ草 平核無柿 バイバイ オースチン はそく トウヒ ラスト フレーク ヒストリー デコル かおう 百の城 イヤー ケイブ ならたけ ワインリス ユーロス 沖の石 クイック たてじま なみがさね 汽車ポッポ モノローグ

男の子
声 - 松本貴子
ママ
声 - 杉本ゆう
子供たち
声 - 川崎恵理子 、神田理江、広橋涼/英 - キャシー・ウェスラック
女教師
声 - 甲斐田裕子
ナレーター
声 - ジム・コンラッド
英語版のみ

限定版マグナコンボイDXセット:トイザらス限定発売
コンボイスーパーモードファイナルバトルカラーバージョン+パートナーマイクロンコロナプライム+ウルトラマグナススペシャルクリアーバージョン+ストリートアクションマイクロンエクスディメンションズのセット。コンボイファイナルバトルカラーバージョンは最終決戦時に登場した。
スカイワープ+サンダークラッシュ / Skywarp with Thunderclash:トイザらス限定発売
スタースクリームの仕様変更品。
テラザウラー+アイアンハイド / Terrorsaur with Ironhide:ジャスコ限定発売
『ビーストウォーズ』シリーズの玩具の仕様変更品。
ライノックス+アーマーハイド / Rhinox with Armorhide:ジャスコ限定発売
『ビーストウォーズ』シリーズの玩具の仕様変更品。アニメでもサイバトロン艦隊の中に密かに登場。
チータス+クリフジャンパー / Cheetor with Clifjumper:トイザらス限定発売
『ビーストウォーズ』シリーズの玩具の仕様変更品。アニメではサイバトロン艦隊の中に密かに登場。
エアラザー+ナイトスクリーム / Airazor with Nightscream:トイザらス限定発売
『ビーストウォーズ』シリーズの玩具の仕様変更品。
プレダコン+サイドバーン&スキッズ / Predacon with Side Burn & Skid-Z:トイザらス限定発売
『ビーストウォーズ』シリーズの玩具の仕様変更品。
パワーリンクス ジェットファイヤー / Powelinx Jetfire with Comettor:トイザらス限定発売
パワーリンクス サイクロナス / Powerlinx Cyclonus with Crumplezone:ラオックス限定発売
パワーリンクス スラスト / Powerlinx Thrust with Inferno:ラオックス限定発売
パワーリンクス スラスト・レッドバージョン / Powerlinx Thrust with Inferno:トイカード加盟店限定発売・日本のみ
「パワーリンクス スラスト」は赤を基調としたカラーリングに変更する予定であったが実際は茶色に変更されたため、当初のカラーを再現して発売された商品。USAエディションの名に反して、日本のみでしか発売されなかった。

2009年02月10日

磔(はりつけ)

磔(はりつけ)とは、罪人を板や柱などに縛りつけ、槍などを用いて殺す公開処刑の刑罰のこと。磔刑(たっけい)。ナザレのイエスが受けた磔刑(または十字架刑)についてはキリストの磔刑を参照。
キャリ プラス 百目柿 コロッケ ピロー ビリア ブルース プレイパ ライブ 二輪草 タイム ミルク とまぴ こげちゃ だいせん おおば ダブル ネービ ヨハネ ほろば リル アイアール カレンシー がいせい ハイピッ にがうり トラップ フィス マロニ 紅い橋 プロイ みぎわ フォト モールド パンク メーク トリオ カバラ ライチー ハラム ギキョウ ナビリネン げきけい ブタノール スワン ナレッジ コクシ ディン トルコ マグレブ

磔に使われる台(磔台)の形状として、キリストの磔刑図や時代劇で見られる十字形の他、逆十字形、I字形、X字形、Y字形、IとX字の組み合わせなどがあり、刑の内容や時代及び場所によって使い分けられていた。

磔の方法として、頭を上にする方法の他、頭を下にする方法(逆さ磔)、ブリッジなどの不自然な体位で磔ける方法があった。磔けたあと、槍などを使ってとどめを刺す方法の他、重傷を負わせて放置する方法、何もせずに呼吸困難で死ぬに任せる方法があり、変わった物として、ドルイド信仰の一種として、森林を違法に伐採した場合、樹木に負わせた傷と同じ傷を犯人に負わせて木に縛り付け、樹木が許してくれるまで磔にするという刑罰があった。

十字形の磔台はキリスト教とともに日本に伝わったという説がある。

日本における磔刑
磔刑の種類
日本の江戸時代中期以降における磔は、磔刑と鋸挽きの場合に行われた。磔刑は関所破りや贋金作り、主人及び親を傷つけた場合等に適用され、鋸挽きは主人及び親殺しに適用された。受刑者は小伝馬町の牢屋敷から引き出され、付加刑として市中引き回しにされた。磔刑の場合は引き回し後ただちに刑場へ向かい、鋸挽きの場合は、2日間地面から頭部だけ出した形で埋められて晒されてから磔にされた。

磔刑の方法
外国人用土産写真の明治初期の磔。処刑方法は江戸時代のままで非常に貴重な資料。処刑は公開で行われ、牢内で罪を認めた後に獄死した者に対しても死体を塩漬けにして保存しておき、判決が出された後に磔が執行された。

まず、刑場において磔柱に縄で手足・胸・腰部などを固縛されてから衣類を剥ぎ取り(槍で突き上げるために両の乳房から脇腹を露出するよう衣類の一部を剥ぎ、剥いだ布を体の中央で束ねて縛る)、磔柱が地面に立てられた。磔柱の形状は、男性用が「キ」の字、女性用が「十」の字で、男性用は股間部に、女性用は足の下に体重を支える台があった。

検使の与力は弾左衛門の手代から執行の準備が整った旨の報告を受け、同心に命じて最期の人改めを行い、受刑者が本人であることを確認させる。

槍を構えた執行役の非人身分の者が手代の合図で2人磔柱の左右に並び、最初は受刑者の目前で槍を交叉させた。これを「見せ槍」と称した。次に「アリャアリャ」という掛け声ともに、槍でねじり込むようにまず右脇腹から左肩先にかけて受刑者を串刺しに貫き(穂先が肩先から一尺出るのが正式とされる)、次に左脇腹から右肩先へ貫通させ、その後は同様の手順で左右交互に槍を貫通させる。受刑者は主に出血多量か外傷性ショックにより2・3回目の貫通で絶命したが、死後もこれを30回ほど繰り返した。槍の柄に血が伝わらないよう、突き通すたびに槍をひねり内臓を抉られ、藁で槍に付いた血を拭う。脇腹の傷口からは鮮血が吹き出し、腸などの内臓や残留消化物などが掻き出され、凄惨な有様であったという。西洋の磔刑とは死に至る過程・方式が全く異なり、事実上は槍による串刺し刑といえる。消化器から肺まで広範な臓器に損傷を与え、またしばしば槍が骨に痞えたりする場合もあり斬首に比べ苦痛は大きい。

最後に長い熊手で罪人の髷をつかんで顔を上に向かせ、槍を右から左上にかけて受刑者の喉に刺し通す(これを「止めの槍」という)。死体はその後3日間放置状態で晒された後、非人が穴に放り込んで片付けた。

名和弓雄によると、名和の祖父は大垣藩寺社奉行吟味方与力であり、再三磔の検視に行ったそうだが、磔を初めて見る者はあまりにも凄惨な光景に、大概気分を悪くするという。

東京都品川区の鈴ヶ森刑場跡には、かつて磔柱を立てるために使用された礎石が残されている。

その他の磔
江戸時代前期以前の磔刑の方法はさまざまで、藩や大名によりかなりの差があった。「串刺刑」などの名称で記録に残っているものも、実際には磔であった場合もある。ただし、小説などに描かれている肛門を槍で刺す方法は、現実には技術的には相当執行困難であったと思われる。

海岸において、満潮時には頭が海中に没するように頭を下にして磔けることを「水磔」と言ったが、これは「逆さ吊」の一種で「磔」とは別物である。

また、日本における「逆さ磔」は、これは外国のように頭を下にする磔ではなく、受刑者の手を固定する際、手の平を磔台の方へ向け固定することにより、手を握って苦痛をこらえることが出来ないようにしたものだという。

ギリシア・ローマの磔刑
ナザレのイエスが受けた有名な磔刑はこちらである。十字架刑とも呼ばれる[1]。ギリシア・ローマでは不名誉な罪に対する罰として磔刑が行われた。特にローマでは国家の裏切り者に対して行われた。ユダヤ属州において、なぜナザレのイエスが磔刑を受けることになったか、その経緯については諸説ある。

磔刑の受刑者は鞭を打たれることになっていたが、この鞭は強力なもので、打たれた者は皮膚が裂け出血するほどである。場合によっては打たれた者が死亡することがあり、それではこの後の死刑執行が無意味になってしまうので、程々に打たれたものであろう。鞭打ちの後、磔刑の受刑者は刑場まで自力で杭を運ぶことになっていたと言われるが、受刑者が先に行われた鞭打ちで杭を運べない状況の場合、通りがかった者を徴用して運ばせた場合もあったようである。

しかし、杭の重さからして不可能・または極めて困難であったと考えられ、誇張があった可能性がある。

刑場に到着すると、杭(または十字架)は寝かされた状態で、まず受刑者は杭に釘で固定される。衣服は奪われ裸にされる。刑架は初めから十字架型になっている場合と、縦木と横木が分離されている場合があり、後者の場合はまず横木に受刑者の広げられた両手首を釘打ちされ、その状態で横木を吊り上げ、予め垂直に立てられた縦木に組み込まれて十字型若しくはT字型にされた。その後脚部を釘打ちされた。磔刑図では、よく手のひらを釘で磔台に打ち付けた姿が描かれるが、手のひらに釘を打つと、体重を支えきれず手が裂けて体が落ちてしまうので、手首の橈骨(とうこつ)と尺骨(しゃっこつ)と手のひら付け根の手根骨(しゅこんこつ)との間に釘が打たれた。この位置であれば自重を支えることが可能であり、骨折もなく、出血も比較的少量で済む。この位置に釘を打つと正中神経が破壊され、手と腕は麻痺する。更に脚を45度曲げた状態で足を打ち付ける。これにより杭が引き起こされてからは、受刑者は不自然な姿勢を取らざるを得なくなり、自重を支えるのが困難となる。

杭が引き起こされ立てられて固定されると、受刑者の両腕に自重がかかり、受刑者は肩を脱臼する。その結果、胸に自重がかかり横隔膜の活動が妨げられる。受刑者は呼吸困難になり、血中酸素濃度は低下する。血中酸素濃度の低下により心臓は心拍数を高め、これが血中酸素濃度の低下に拍車をかける。やがて受刑者の全身の筋肉は疲弊し、肺は肺水腫を起こし、さらに酸素が欠乏し、心筋は疲弊し尽くして機能を停止し、受刑者は絶命に至る。この過程は相当な苦痛を伴うものであるため、周りで見ている人々が受刑者の苦痛を軽減するためにぶどう酒などを与えることも許されたようである。この後刑吏が受刑者に槍を刺し死亡を確認することがあったという[2]。

また、腰や足の下に支え板があったり、胴をロープなどで縛り付けることにより絶命までの時間を引き延ばし、苦痛を増大させることができた。逆に処刑を急ぎたい場合は、脚の骨を折った

2009年01月24日

宇宙戦仕様のGダッシュパーツを装着


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ゲーム『GUNDAM TACTICS MOBILITY FLEET0079』に登場。ガンダムのAパーツ(上半身)にコア・ブロックを介して、宇宙戦仕様のGダッシュパーツを装着した高機動タイプ(型式番号:RX-78Opt.)。

機体解説
ガンダムMAモードの発展型と考えられ、FSWS計画における高機動タイプの一つに相当すると思われるが、実機の開発が行われたかどうかは解っていない。戦場が宇宙に移行した際のRX-78用のパワーアップパーツとして開発されたとの説、Bパーツの破損によりルナツーで急遽生み出された機体という説など様々な説があるが詳細は不明である。しかしながら、そのスペックは非常に高く、巡洋艦に匹敵する巡航性能と火力を誇ったという記録が見つかっている。

Gダッシュパーツは巡洋艦並の加速性能を持つブースター・ユニットとウェポン・デバイスから構成されている。ウェポン・デバイスは、パーツ上部の2門のフォールディング・ビームキャノンによって構成されている。フォールディング・ビームキャノンは使用しない時、戦闘の邪魔にならない様後方を向いており、必要なときにAパーツの腕によって引き出され、それぞれの引き金を引くことによって発射される。これによりビームサーベルの使用も可能である。また味方のMSを置き去りにしてしまう巡航能力を考えると、パイロットには高い戦術眼と生存能力を要求していたようだ。

劇中での活躍
宇宙世紀0079年11月11日、ルナツー艦隊に配備され、地球外周軌道上におけるオデッサ離脱部隊追撃作戦、ソロモン攻略戦、ア・バオア・クー攻略戦に参加している。

カニックデザインは大河原邦男。

フルアーマーガンダム7号機
バンダイ発行の雑誌「SDクラブ」の連載企画『大河原邦男コレクション』(M-MSV, モビルスーツコレクション)に登場。フルアーマーガンダム、ヘビーガンダムに続く型式のため、フルアーマーガンダム3号機とも呼ばれる(型式番号:FA-78-3)。

FSWSプランに完全対応したRX-78-7 ガンダム7号機に増加装甲を取り付けた形態である。一年戦争時に、ジャブローに残されていたガンダム7号機をベースにして開発が進められていたが、本体の基礎フレームが完成した時点で終戦を迎えたため、開発は立ち消えとなった。

重装フルアーマーガンダム
フルアーマーガンダム7号機に更なる増加装甲を取り付けた形態である。一年戦争当時の技術では開発は不可能といわれており、単なる机上のプランに過ぎなかったようである。ガンダム試作3号機(デンドロビウム)が本機の直接的な発展型といえるであろう(型式番号:HFA-78-3 (FHA-78-3) )。

型式番号は長らくFHA-78-3という誤植が浸透していたが、本来はHFA-78-3である。
] アレックス増加装甲試験型
プラモデル「1/144 ガンダムNT-1」の組立説明書に登場。ただしここでは「FSWS試験案」という記述しかなく、具体的な内容は「ホビージャパン」や大日本絵画の雑誌「モデルグラフィックス」などでそれぞれ独自に設定が付記された(型式番号:FA-78-X)。

ガンダムNT-1フルアーマーのチョバムアーマー開発に失敗した場合を考慮し、従来型の増加装甲を施したタイプである。つまりはガンダムNT-1版フルアーマーガンダムといえる。「モデルグラフィックス」によればガンダムNT-1の2号機であるグレーの機体を基に開発されたといわれる。型式番号は「ホビージャパン」によればFA-78-Xとされている。
アーマードガンダムMk-II
RX-178 ガンダムMk-IIの強化プランとして、当初ティターンズによって考案されていた。のちにエゥーゴとアナハイム・エレクトロニクスにより発案されるRX-178用フルアーマー化プランとは異なり、「ティターンズ用フルアーマーガンダム」と銘打ち、FSWS計画の流れを受継ぎ、終戦後に計画を再開させたものとされている。火器強化案などはFA-78-1のそれにほぼ準じているのが特徴。装甲に関しては胴体を中心とした個所にガンダムNT-1やジムキャノンII、ガンダムTR-1[ヘイズル]などに準じるチョバムアーマーを装備しているのみで、どちらかといえば動きやすさと火力を重視している。だが、エゥーゴによるRX-178強奪事件に前後し計画は頓挫。実現に移される事は無かったという。

電撃ホビーマガジンで企画された特集「ティターンズMSの系譜」より。のちにスタートする「アドバンス・オブ・Z」のパイロット的企画であった。

FSWS計画によって開発された補助兵器
バストライナー
バストライナーは、『MS-X』に登場する地球連邦軍の宇宙・地上用移動砲台である。コンピューターゲーム『機動戦士ガンダム外伝 コロニーの落ちた地で…』などにも登場する。

機体解説
バストライナーはガンダム以降の新型モビルスーツ生産計画より派生した補助兵器である。モビルスーツの航続距離の不足や火力の不足を補うためのユニットの一つでサブフライトシステムの原型にあたる。

本来RX-78ガンダムにはGファイターと呼ばれる同等の装備が存在したが、パイロットを別途必要とする点や、収納のためのスペースを空ける事により起こる機体剛性の不足、フルアーマー計画による規格の変化などにより、フルアーマーガンダム用の決戦兵器という形で大型のビーム兵器を装備した移動砲台として企画されたらしい(ヘビーガンダムでも使用は可能)。ただし、Gファイターに似たガンキャリーという兵器も同時に計画されており、こちらは主にヘビーガンダム用の補助兵器である。

しかしバストライナーはもともと戦艦並のビーム兵器を有していたRX-78ガンダムの、さらに強化版のフルアーマーガンダムの追加装備として企画されたため、その出力に疑問が残った。フルアーマーガンダムの自重増は確かに問題だったが、無重量の宇宙空間での運用にそう問題があるとも思えず、モビルスーツ並みの全長で大型のビームランチャーを有するバストライナーは机上のプランで終わった。しかし、グリプス戦役以降にはそのコンセプトの有用性が再評価され、「メガライダー」が開発された。また、用途上「サブフライトシステム」とは言えないながらも、百式のメガ・バズーカ・ランチャーも直系にあたるとも言えるだろう。

劇中での活躍
『MS-X』の企画段階では、バストライナー8機がフルアーマーガンダム8機と共に宇宙空母ノースポールに搭載され、運用される予定であったという。

『機動戦士ガンダム外伝 コロニーの落ちた地で…』において、進行状況によってはジオン公国軍のオーストラリア方面軍に奪取され、地上用モビルアーマー・ライノサラスの主砲として搭載される。

ガンキャリー
ガンキャリーは、『MS-X』に登場する、地球連邦軍の宇宙・空中用輸送機である。Gファイターの発展タイプであるが、Gファイターと比べると輸送及び防御に特化した機体である。基本的にはヘビーガンダム用の補助兵器であり、フルアーマーガンダムで使用できるかどうかは不明である。


『プラモ狂四郎』では多少デザインが変更され、「ガンキャリアー」という名称でパーフェクトガンダムIII(レッドウォーリア)と共に登場している。

RX-80計画
バンダイ発行の雑誌「模型情報」の連載企画『F.M.S』(福地モビルスーツステーション)に登場。RX-80というモビルスーツと、GFX-1という新たなガンダムを開発する計画であったようだが、詳細は不明である。

RX-81計画
RX-81計画(アールエックスはちじゅういちけいかく)は、『モビルスーツバリエーション』では設定のみ存在し、『大河原邦男コレクション』でデザイン及び追加設定が起こされた、地球連邦軍のモビルスーツ開発計画である。

V作戦で一定の評価を得られたガンダムの完全量産計画である。ガンダムの量産型としてはジムが有名だが、ジムの開発は実際にはガンダムと平行して行われており、また生産性を重視していたため、ガンダムからはだいぶスペックダウンした機体となってしまった。RX-81計画ではニュータイプパイロットが搭乗した際のガンダムの機能をそのまま保持し、さらにFSWS計画による増加ウェポンシステムをはじめから盛り込む予定であった。

RX-81計画は戦時中、ジムの生産を優先するために一時凍結されていたが、戦後の混乱が収まった宇宙世紀0081年に再開し、この時点で初めてモビルスーツの設計が開始された。モビルスーツとしてのRX-81は、素体としての運用は行われず、必ず増加ウェポンシステムを装備した状態で運用されることとなり、ガンダムを直接受け継いだ一般的な仕様であるスタンダードタイプと、ジム・ライトアーマーを受け継いだ高機動型であるライトアーマータイプが設計された。さらに、一撃離脱戦法用の突撃型と、フルアーマーガンダムを受け継いだ増加装甲型であるフルアーマータイプも検討されていたようだが、実際に設計まで行われたかどうかは不明である。

RX-81はコア・ブロック・システムは採用されず、また、頭部センサーはガンキャノンやジムと同じタイプのものが採用されるなど量産性も考慮されているが、増加ウェポンシステムが採用されているためにやはり高価な機体になってしまっている。

結局の所、RX-81は一定の評価は収めたものの、戦後の混乱を収めて軍縮に向かっていた当時の地球連邦軍にとってはオーバースペックであったため採用されず、量産モビルスーツはジム系統の機体がその後も大半を占めるようになった。

なお、同様のガンダム完全量産化案としてRG-79AV等の計画が存在する。よりRX-78系の特徴を色濃く残す外観(ガンダムから腰のヘリウムコアユニットを取り除き、ヘビーガンダム同様のゴーグルタイプのカメラアイをもつ)となっている。極めて少数ながら実機が量産されているという情報もある(ボードゲーム RX-81 スタンダード
『大河原邦男コレクション』に登場。RX-81の通常タイプであり、ガンダムを直接受け継いだ機体である。ジムに取って代わる量産モビルスーツとなる予定であった(型式番号:RX-81ST)。

RX-81 ライトアーマー
『大河原邦男コレクション』に登場。RX-81の高機動タイプであり、エースパイロットに配備される高性能モビルスーツとなる予定であった(型式番号:RX-81LA)。

RX-81 フルアーマー
上記のRX-81系2種がはじめて公開された時の大河原邦男のコメントの中にフルアーマータイプの存在が記されている。

RX78重装改実験型
松浦まさふみの漫画『アウターガンダム』に登場(型式番号:FX-705)。 ただし現在の宇宙世紀サーガとは異なる独自設定であり、サンライズ公式設定という訳ではない。

シャトルガンダム
ホビージャパン発行の雑誌「ホビージャパン」別冊『HOW TO BUILD GUNDAM3 Ζ GUMDAM』に登場。初めて自力で大気圏離脱及び突入を行ったモビルスーツ。

宇宙世紀0083年3月頃、地球連邦政府が地球連邦軍に対し、アクシズに対する牽制のため、ガンダムに似た万能可変モビルスーツを開発するように要請した。本機はヘビーガンダムの設計図を基に開発され、試作1号機はT1号(トライアル1号)というコードネームが付けられ、翌年に完成した。

2009年01月17日

アルスラーン戦記

『アルスラーン戦記』(アルスラーンせんき)は、田中芳樹による大河ファンタジー小説。また、それを原作とするアニメ。19世紀のイランの作家であるナギーボル・ママレク(نقیب الممالک)のアルスラーン・ナムダルという本をモチーフにしている。そのため、作中の名称は基本的にペルシャ語となっている。
ルシタニアに征服されたパルスを奪還するまでを描いた第一部(1~7巻)と、ミスルやチュルクといった隣国やかつてパルスを震撼させた蛇王ザッハークとその眷属たちとの戦いを描いた第二部(8巻~)で構成され、全16巻(第1部7巻、第2部9巻)となる予定。1986年に1巻が発売されて以降、1992年に発売された9巻までは年間1~2巻のペースで順調に刊行されていたものの、10巻は1999年、11巻は2005年の発売となり、6~7年の期間が空いた。それ以降は1~2年に1巻のペースで刊行されている(2008年現在)。1~10巻は角川書店の角川文庫より発売されていたが、現在は品切れ・重版未定(事実上の絶版)となっており、その分は光文社のカッパ・ノベルスから2巻1冊の新装版として刊行されている。また、11巻以降はカッパ・ノベルスから1巻1冊で刊行されている。

[第1部]
当作品の主人公。はじめ14歳、作中で15歳となる。パルスの国王(シャーオ)アンドラゴラス三世の子で、パルス国の若き王太子。澄み切った夜空のような黒い瞳を持つ。初陣を飾るはずだった第一次アトロパテネ会戦において、パルス軍はルシタニア軍に大敗を喫し、ダリューンただ1騎に護られて戦場を離脱する。その後、ダリューンの親友ナルサスを軍師兼宮廷画家に迎え、多士済々たる部下とともに残存勢力を集結させ、王都奪還を目指す。温厚な性格であり他人の手柄を妬む事がないため、部下によく慕われるという、王として重要な素質を持つ。出生に重大な秘密がある。
人柄の良さだけが取り柄と評される事もあるが、ナルサスを宮廷画家として招き入れるという「奇策」で幕下に招聘する事に成功したり、またシャガードの処遇についてなど、時折、並外れた機知と感性を示す。また、優秀な部下達の影に隠れがちだが、武芸の腕前も人並み以上に優れる。
[第2部]
パルス国の第19代国王。18歳。ルシタニア軍から王都エクバターナを解放し、パルスの奴隷制度を廃止したことから「解放王(サーシュヤント / 「サリューシャント」とルビが振られている箇所もある)」と呼ばれる。質素な生活、巨大な武勲、気さくな性格などから国民に絶大な人気を誇る。第一部の終盤で明らかとなった出生の秘密は自ら公にしたが、国民からの支持は不動だった。王太子として育ちながらも毒舌家ぞろいの臣下に囲まれていたこともあってギーヴをして「悪知恵が成長された模様」と評される。身長も伸び、獅子狩人(シールギール)の称号も得て、為政者として着実に成長している。また、エラムただ1人を伴って、お忍びで城下を散策する事を趣味としており、最近ではその途上で重大事件に遭遇する事も多い。なお、「解放王」の由来はゾロアスター教の「救済者(サオシュヤント)」より。

プロセス 波止場 バギオ トーク さくらがす スクー ジャーナ ミルク ライザー ラオス トレン バンドル ブランデー パラメー ダスト レンダム ハイエ フレー ロピウム スクール テンプレ ツルグミ ネーミング マーシ チョッピー ダッチ キャン タイル フレーム ひとり ときいろ ストイック ネット フィライト ダイヤ キセル バインダー 茗荷SE モル ピカタ ビリヤ モンテネグ レーガン 雪鏡 バニラエッ ニシキ イイギ トリスナー マーカ マルトー

ヒルメス
[第1部]
第17代国王オスロエス五世の子。武勇に優れ、その技量はダリューンと互角で作品中に登場する武人としては常に上位にある。本来ならオスロエス五世の後を継いで即位するはずだったが、子供の頃に叔父のアンドラゴラスによって火事に見せかけた暗殺に遭い、公式には死亡とされた。未遂には終わったものの、顔の右半面に大火傷を負い、無意識に火を恐れるなど後の人生に影を落とした。自らを正当な王位継承者と信じており、王位を奪ったアンドラゴラスへの復讐のために銀色の仮面をかぶって戦火に身を投じる。身分を偽ってルシタニアを利用し、パルスを侵略させた。ルシタニア人に対しては銀仮面卿と名乗る。火事から生き延びた後はマルヤムへ逃れてしばらく滞在したらしく、その際にマルヤムの内親王イリーナと交流し、互いに惹かれあう。実は彼の出生にも秘密が隠されていた。
[第2部]
アルスラーンに敗れた後チュルクへ流れ、しばし滞在する間にカルハナの謀臣として彼の即位に功績を立てた。この地で妻のイリーナを失う。カルハナ王の命によりトゥラーン人を組織して仮面兵団を組織、シンドゥラを劫略するもアルスラーンにより撃破され、残兵を率いて海路ミスルへ逃れる。ミスルではクシャーフル卿と名乗り、ミスルを手中とするために暗躍を開始する。国王の寵姫となった「孔雀姫」フィトナの協力を得て、首尾よく南方軍都督(キャランタル)に就任する事となるが、任地に赴く直前、自分の偽物である「黄金仮面」シャガードの叛意による国王弑逆事件が起こる。ヒルメスはこの事件を利用し、腹心ザンデの仇であるマシニッサを国王殺害の共犯者に仕立て上げ、これを討ち果たすと同時に、幼少の新国王を擁立して権勢を握る。
苛烈な人為こそ変わってはいないものの、自身の野心を正当化する事もなく、自身の器量がアルスラーンより劣る事を自覚するなど、以前に比べ幾分か思考は軟化してきている。ミスルを手中に納める謀略についても、悪事として楽しんでいる節がある。また、民衆のための政治を行わなければ支配も長続きしないと自覚したり、元貴族という身分だけを理由に尊大に振る舞うクオレインを「自分の能力に自慢できることはないのか」と嘲笑したあげく斬り捨てたり、ナルサスへの復讐に固執するあまり視野狭窄を起こしている黄金仮面の姿にかつての自分のようだと自嘲するなど、視野も遥かに広くなっている。一方で武人としての技量は以前と変わらず、ますます技量を高めたダリューンの後塵を拝するようになってしまった。
著者の田中芳樹によると、中国の南北朝時代の人物である蕭宝寅が、まさしくヒルメスにそっくりの人物であるとの事。アルスラーン戦記執筆後に知った人物でありモデルではないが、ヒルメスが内政に関心を持つあたりにはその影響が見られる。